自己分析

僕は「楽しい顔」ができないことがある。

大人数のグループでのボーリング大会なんか地獄だ。

 

「もっと楽しそうにしたほうがいいよ」

 

そんなことを他人に言われる。くそが。

 

笑ったほうがいい場面なのに斜めの方向を見ながら仏頂面を崩さない。

そんなどうしようもない僕の性格にまつわる一番古い記憶は幼稚園のころのものだ。

 

幼い僕は「公文式」(くもん)に通っていた。ある日、公文式に通う児童のためのクリスマスパーティーで「大豆を皿から皿へ箸を用いて移すゲーム」が行われた。そのレクリエーションで圧倒的なスピードで他を圧倒し優勝した僕はやっぱり斜め下を向いていた。もっと喜んだほうがいいだろ。なぜ優勝しても満足しないストイックなアスリート顔をしているんだ。

 

きっとこれは自分の自意識過剰が原因だと思う。

僕の表情、立ち振る舞いになんか誰も興味がないのに周りを気にしている。

 

でもちゃんとできるときもある。

長い付き合いの友達の前だとわりと簡単にニコニコできる。

むしろやりすぎなくらいニコニコする。なんならヘラヘラする。ガハハみたいなかんじ。

 

そこまで親交が深くない人たちの前では僕はどうしようもない「かっこつけ」であり、慣れ親しんだ友達の前では「調子乗り」なんだろう。

 

どうあがいても恥ずかしい奴だな。

…また自意識過剰な部分が出てきたぞ。